公園だより
2013.05.13
5月に入り夏日が多くなってきました。海水温の上昇は陸上に比べるとワンテンポ遅れてくるのですが、沖縄の海も徐々に夏らしくなってきます。先日も、海洋博公園のエメラルドビーチにカメさんがやってきました。
実は、この時期、ビーチはハブクラゲ侵入防止ネットを張って遊泳する皆さんがクラゲに刺されないように管理するのですが、三か所あるビーチのうち、沖に向 かって手を広げているような「眺めの浜」については、海ガメの産卵期だけ、ネットなしです(そのため、遊泳は議遠慮いただいています)。その理由が、このビーチに産卵のため多くのウミガメが上陸してくるからなんです。
↑ 現場から、「アカウミガメの卵139個確認しました!」と無線で連絡がありました。後で、行ってみると、大事にネットで仕切られていました。この卵が孵化する頃はちょうど、ウミガメ放流会の頃ですね。
ウミガメ館でも飼育中のウミガメたちが産卵しています。来たる来たる6月の30日のウミガメ放流会では、去年ウミガメ館で生まれた仔ガメが放流されます。大勢の子供たちの手から放たれたカメたちは、リーフを超えて力強く沖へ泳いで行きます。何度も何度も振り返りながら、、(と書きたいのですが、実は、一目散に泳ぎ去ります、残念!)。
ウミガメ放流会の参加者は募集中です(6月10日必着)。詳しくはwebで。
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