熱帯・亜熱帯都市緑化植物園ってどんなところ?
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園は、国営沖縄記念公園「海洋博覧会地区」の南側に位置し、平成2年10月にオープンしました。本都市緑化植物園は全体面積約9haに植物見本区、バンコの森の二つに区分されています。
植物見本区
約6.8haの面積に、亜熱帯地域の都市緑化に有望な400を越える種の植物を集め、各々植物の特性に応じた植栽展示を行っています。
1 耐潮風植物高木見本区
台風や潮風害に強い高木類が植栽展示されています。沖縄を代表するガジュマル、アコウ、ハマイヌビワ、アカギ等が植栽されています。
2 耐潮風植物低木見本区
台風や潮風害に強い南国特有の低木類が植栽展示されています。テリハクサトベラ、ハリツルマサキ、モクビヤッコウ等が植栽されています。
3 耐潮風植物ヤシ類見本区
台風や潮風害に強いヤシ類が植栽展示されています。主な植物は、ナツメヤシ、ビロウ等のヤシ類の他アダン、オガサワラタコノキ、ビョウタコノキ等が南国ムード満点に植栽されています。
4 生け垣・つる性植物見本区
亜熱帯地域の生け垣に適した植物を楽しみながら見られるよう迷路状に、シマヤマヒハツ、ゲッキツ、イボタクサギ等の低木類が植栽されています。また、見本区の中には、パーゴラやポールが設置されており、カエンカズラ、ブーゲンビレア、ベンガルヤハズカズラ等のつる性植物がそれぞれの植物にあった仕立て方で植栽されています。
5 街路樹見本区
夏の日差しを和らげ、町並みを緑で美しくする街路樹を紹介しています。カシワバゴムノキ、タマリンド、パンノキ、タイワンモクゲンジ等が植栽されています。
6 地被植物見本区
公園や道路などの緑化に利用される地被類だけでなく、一般の家庭でも利用可能な地被植物も植栽展示されています。芝類では、コウライシバ、セントオーガスチングラス、サワスズメノヒエ、ノシバ等、亜熱帯地域に適したものが植栽されています。地被類では、オキナワハイネズ、ムラサキオオツユクサ、ガザニア等が植栽されています。
7 ハーブ見本区
沖縄の気候に適したハーブを中心に植栽展示されています。ミント、バジル、ローズマリー、アロエ等約90種が植栽されています。
8 酸性植物見本区
沖縄の酸性土壌に分布するツバキ科植物やツツジなど観賞価値の高い植物の見本区です。
バンコの森
「バンコ」とは、八重山の鳩間島の言葉で、夏に風通しの良い木陰や樹の上に板場を作って、昼寝や情報交換をした場所のことをいいます。
そこにのびやかに広がる芝生広場。ご家族やお友だちみんなとゆったりピクニックはいかがですか?
少し小高くなった丘の部分では、のぼったりすべったりのびのびと遊ぶことができます。