おきなわ郷土村 おもろ植物園
くひし
概要
おもろ名 | くひし |
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和名 | トウツルモドキ |
科名 | トウツルモドキ科 |
方言名 | ヤマトゥー・ハブイギー・クジ |
園内の位置
植物特性
トウツルモドキは、山地や海岸の日当たり良好な林縁に生える長さ10メートル以上にも達する大型のつる性植物である。葉は長さ15~25センチメートルで、先端に巻きひげがある。花は穂状で密集し、5~6月に咲く。果実は球形で赤色。分布北限は徳之島で、与論島、沖縄群島、先島群島に生育し、台湾、中国南部からインド、マレーシア、ポリネシアに分布する。葉の先は巻きひげになっていて他の植物に巻き付く。竹富島では美しい赤瓦の家の景観を保つために、今なお瓦屋根の土台には昔ながらの工法でトウツルモドキを使用している。久高島では神事の際にノロがかぶる冠に使用する。
利用
【稈】 : 馬鞭
【茎】 : 籠、編物、屋根の結束
見頃カレンダー
おもろさうし 第一巻一二 くひし
歌の意味
名高い当山に
大君(神女)の霊力をやり給え
鳴り響く当山に
せるまし(地名)の藤づるもどきに
島尻の藺草に