おきなわ郷土村 おもろ植物園
くねふ
概要
おもろ名 | くねふ |
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和名 | クネンボ |
科名 | ミカン科 |
方言名 | クニブ・トークニブ |
園内の位置
植物特性
クネンボは常緑高木であり、高さ6メートル前後に育つ。果実は12月~1月に熟し、高さ7センチメートル、幅9センチメートル前後。温州ミカンの近縁種である。タイ、インドシナ原産で、栽培地は主に中国南部や日本南部である。沖縄には中国南部から伝わったと考えられ、その後、鹿児島県を経て日本南部へと伝わったとされている。ヒラミレモン(シークヮーサー)とよく似ているが、葉柄に翼葉があること、果実が大きいことなどで区別がつく。沖縄方言ではトウクニブとも呼ばれ、トウ=「唐」、クニブ=「ミカン」、唐・中国から来たミカンを意味する。
利用
【果実】 : 生食、咳止め
見頃カレンダー
おもろさうし 第一四巻九九四 くねふ
歌の意味
島尻の九年母(蜜柑)、
親国の九年母の実りが
待ち遠しいことだ
ウリズンの季節になると
若夏の季節になると
待ち遠しいことだ