おきなわ郷土村 おもろ植物園
ゆすき
概要
おもろ名 | ゆすき |
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和名 | イスノキ |
科名 | マンサク科 |
方言名 | ユスギ・ユシギ |
園内の位置
植物特性
イスノキは、日本(近畿以南西)、四国、九州、沖縄、台湾、中国の山地に自生する高さ20メートルほどに達する常緑高木である。イスノキの分布の北限に当たる伊豆には、幹周り約4メートル、樹高16メートルの巨木が存在する。樹皮は黒褐色を呈し、平滑または鱗片状となる。葉は革質で、長さ3〜8センチメートル程度。花は紅褐色で小形、沖縄では1〜3月頃に咲く。若枝に鶏卵大の虫えい(虫こぶ)ができ、中に数十匹のダニの幼虫が棲む。果実と間違えられることがある。
利用
【虫こぶ】 : 染料、笛
【材】 : 柱・床板等の建築材、器具材、木櫛材、三味線の竿・琵琶の撥等の楽器、薪炭材、木灰は製陶に利用
【樹木】 : 防風林、防潮林、屋敷林、盆栽
見頃カレンダー
おもろさうし 第一三巻八二二 ゆすき
歌の意味
東方の大主(太陽)が上がってくる
その大主(太陽)の前に
アカギ、ユスギの花が
真白に、真赤に咲いているから
それを取って折り差して
(かざしたいものだ)
(後略)