おきなわ郷土村 おもろ植物園

あさか・がね

あさか 概要

おもろ名 あさか
和名 ボチョウジ・ナガミボチョウジ
科名 アカネ科
方言名 アザカ・アダカ・ガラシヌチビヌグヤー

園内の位置

植物特性

ボチョウジは山地の非石灰岩地域の林下に生える常緑低木であり、北は屋久島から沖縄群島、西表島まで生育し、台湾、中国南部に分布する。ナガミボチョウジは山地や低地の石灰岩地域や海岸近くの林下に生える常緑低木であり、北はトカラ列島から琉球列島の各島に生育し、台湾、フィリピンに分布する。花はともに白く、3~7月に咲き、果実は11~12月に熟する。

利用

【樹木・枝】 : 魔除け、祭祀

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がね 概要

おもろ名 がね
和名 ススキ
科名 イネ科
方言名 ゲーン・グシチ

園内の位置

植物特性

ススキは山地および低地の日当たりの良い所に生える大型の多年生草本であり、北は南樺太から日本各地に生育し、ロシア、朝鮮、台湾、中国、インドシナ、フィリピン、マレーシアに分布する。沖縄産のものは本土産のものと比べて、草丈が高く地上部は枯れずに越冬する特徴がある。

利用

【茎・葉】 : 茅葺き屋根の材料、家畜の飼料、穀類の貯蔵容器、運搬用籠、鍋蓋、肌着入れ、サトウキビ結束用縄、魔除け、呪具
【花穂】 : ほうき、玩具

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おもろさうし 第一三巻七六三 あさか・がね

歌の意味
(前略)
名高い精高子が
八重座杜に来給いて
アザカ(聖木)釘ゲーン釘を差し給いて
千年の後までも
(敵の軍勢を寄せるまい、と祈ります)