国王は年に数回、首里にある王家の菩提寺や重要寺院への参詣に出かけました。
国王がお城を離れるときは、必ず園比屋武御嶽で道中の安全を祈願するのが慣例だったようです。
首里三平等にあった臨済宗の寺院には、歴代王家の位牌が安置されており、円覚寺は第2尚氏の歴代国王の菩提寺、天王寺には歴代王妃が祀られ、天界寺は国王の親族や王号をおくられた人の位牌が祀られていました。
毎年11月3日(文化の日)に首里地域で開催される「琉球王朝まつり首里(古式行列)」は、国王が王家の菩提寺である円覚寺・天界寺・天王寺をまわる「三ヶ寺まーい」を再現したものです。
このコースでは、国王の参詣寺を巡りながら道中見られる史跡などもご紹介します。