夏休み期間に首里城公園へ社会体験研修に来ていただいた先生方の感想や学びを掲載させていただきます。
今回、社会体験研修でお世話になり、感謝申し上げます。
また、ブログを掲載させていただき、大変うれしく思います。
午前中は、広報企画展示係の解説員のガイドツアーに参加させていただき、首里城の歴史や、琉球王朝がどのように外国や日本と交流していたかについて詳しく教えていただき、とても勉強になりました。
特に、復興にあたり県外からも資材や人材等を集めていることや、復興に携わる人の思いや誇りなどをひしひしと感じることができることができました。
首里城を建設するにあたり、パーツを数百個にも分けて、組み合わせていることや、同じような工程で強度を高めていることや当時の様子を実現しようと同じ場所に同じ植物を植えていることに、感銘を受けました。
さらに、漏刻門の意味や沖縄ではあまり馴染みがない「牡丹」の花が使われている理由等を聞くと納得する部分が多くありました。
現在は火災による復興工事が進められていることもあり、そこには沖縄の若手の職人さんも参加していて、人材育成にも力を入れていることを知りました。
今後の文化財を守る大切さや、未来へと伝えていく責任についても同時に考えるきっかけとなりました。
この体験を通して、沖縄の歴史は単なる昔の出来事ではなく、先人たちの知恵や残してきた物が今に生きる私たちにもつながっている大切なものだと改めて感じました。
今後は学校現場に戻り、子どもたちに沖縄の歴史や伝統、文化を教えていく中で、子どもたち自身がどれだけ「自分事」として考えられるかを意識し、より広く、より深く一緒になって学んでいきたいです。
その経験から、子どもたちが語り手になって次の世代に繋いでくれたら素敵だなと思います。
那覇市立城北小学校教諭