4月4日は、二十四節気の清明(せいめい)の日でした。
「万物がすがすがしく明るく美しいころ。」との意味だそうです。
日本本土では、ちょうど桜も咲き始め、お花見シーズンになりますね。
沖縄では、清明祭(シーミー)と呼ばれる祖先供養のまつりが行われます。
清明祭は、門中墓に親戚一同そろって集まり、
持ち寄ったお重の料理や酒、花をお供えし、線香を焚いたり、
紙銭(ウチカビ)を焼いて祖先供養を行います。
その後、墓に供えたお重の料理(ごちそう)を食べます。
親戚一同が会するため、親睦の場になっているとともに、
子供たちが多い場合は、ピクニック感覚になります。
中国から伝わった風習で、重要な年中行事のひとつになっています。
今、スーパー、ホームセンターなどでは、「清明祭特売セール」が開催され、
「お墓掃除はいつ行おうか?」「シーミーは第3日曜日がいいさー」など、
清明祭の準備に追われているウチナーンチュ(沖縄の人)が多いこの時期です。
今月、特に週末の日曜日には、沖縄本島各地で清明祭が行われますので、
墓の前にウチナーンチュが集まって賑やかな風景を見かける事がありましたら、
清明祭(シーミー)を行っているんだな。と覚えて頂ければと思います。
また、清明祭に伴って、ウチナーンチュの大移動が起きます。
道路が大変混雑する場合がありますので、
県外観光客の皆さんは、交通情報に十分、注意してくださいね。
Shiki