春の御城まつりの中でも、特に地域の皆さまのご尽力で大盛況だったのが、「首里旗頭」や「沖縄の民話読み聞かせ」です。
城西小学校旗頭「響 城西っ子(ひびき じょうせいっこ)」
3月20日(日)は、首里城公園のすぐお隣の城西小学校の演舞です。演舞の場所である下之御庭(しちゃぬうなー)は風も強いのですが、この日のために練習を重ねた子供たちは、自分の背丈よりも大きく重い旗頭を、力強く、青空にはためかせていました。金鼓隊(チンクタイ)のリズミカルな太鼓やパーランクーの音とともに、明るく勇壮な演舞に感動しました。
城南小学校旗頭「東苑(とうえん)」
3月21日(月)は、首里城の展望台・東のアザナからよく見える城南小学校の演舞です。大空に向かってピンと真っ直ぐ掲げられた旗頭は美しく優雅なのですが、それを支える子どもたちには、強靭な足腰とバランス力が必要です。子どもたちを応援する、会場の「サー、サー、サー」という掛け声も盛大に、会場が一体となり盛り上がりました。
「沖縄の民話読み聞かせ」
首里杜館芝生広場前の大きなガジュマルの下で行われたのは、「沖縄の民話読み聞かせ」。城西小学校PTA「しおりの会」の皆さんが、絵本や紙芝居を使って、おススメの沖縄民話を読んでくれました。「しおりの会」は日頃から城西小学校で読み聞かせをしているベテランということもあり、ガジュマルのもと集まった皆、老若男女問わず昔話の世界に引き込まれていました。