皆さん、元気かニャ。
さて本日は、琉球王国時代の染織物(そめおりもの)について知ることができる本の紹介だよ。
このたび、僕たちの一般財団法人 沖縄美ら島財団から
『ベルリン国立民族学博物館所蔵 琉球・沖縄染織資料調査報告書』が、刊行されました!!
これは、ドイツのベルリン国立民族学博物館で保管されている琉球王国時代の王族や
百姓階級の衣服や貢納布だった反物類117点の染織物を、
沖縄県立芸術大学名誉教授の祝嶺恭子さんを中心に調査して、
着物や反物のサイズ、素材、模様などのデータをまとめたものだニャン。
調査では、ルーペ(虫めがね)で、衣服の生地(糸、繊維)が、どの植物の繊維から作られているのか、
また、どのようにして繊維と繊維をつないでいるのか観察して、写真撮影したものを本に載せているよ。
そして、現代の人でも、琉球王国時代の着物や織物に使われていた模様を同じように織ることができる
図面も作ったんだ。
この報告書は、国立国会図書館や沖縄県内の公立図書館に配付しているから、ぜひ見てみてニャ☆