はいたい♪
本日は、琉球舞踊をひとつご紹介したいと思います。
王朝時代、家族の着物を作るのは女性の仕事でした。
それは王族の方も例外ではなく、首里城内、御内原でも作られていました。
糸の原料の植物を刈り取る人、糸を紡ぐ人、機を織る人など役割分担をして、
王妃や王女も働いていたそうです。
優雅な生活を送っているのかと思いきや、意外ですよね。
琉球舞踊には、そんな女性の働く姿を表現した踊りがあります。
紅型衣装を身に纏い、右肩袖を抜き働く姿を表現し、手には紡いだ糸を巻く道具、
綛と枠の小道具を持ち踊る「かせかけ」です。
愛しい人のことを思いながら布を織っていく心の動きをたくみに表現しています。
その当時の人の働く姿や想いを想像しながら見ると、また味わい深いかもしれません。
「かせかけを見てみたい!!」という方!!
首里城公園 舞への誘いでも上演しているので、ホームページでスケジュールを確認の上、
ぜひお越しください♪
鎖之間 kino