琉球を代表する伝統工芸の多くは、首里城の王朝文化から誕生したと考えられます。 琉球独特の気候風土や王府の政治外交などと密接に関わりながら、琉球の工芸文化は育まれてきました。 鮮やかな色彩と独特の文様が特徴の琉球を代表する染物「紅型」や、琉球王府の政治や外交で常に必要とされた紙(紙漉き)文化の背景には、常に清らで豊富な湧水が流れていました。 ここでは、首里に点在する湧き水をめぐりながら、人々の暮らしから王国政治までを支えた水と工芸文化の関わりを探ります。
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