おきなわ郷土村 おもろ植物園

まお

概要

おもろ名 まお
和名 ナンバンカラムシ
科名 イラクサ科
方言名 マーウ・ブ

園内の位置

植物特性

ナンバンカラムシは高さ1~2メートルになる多年草で、葉にはザラザラする粗い毛がある。日本や中国を含む東南アジアからポリネシアに分布し、沖縄では各島に分布、山野に自生している。栽培されている種類は野生種と異なって選別された種類であり、繊維が強いのが特徴。栽培種は茎の節が増えると質が落ちるとされ、風当たりの少ない場所で栽培される。本種が属するカラムシ属は日本に10~20種あるとされているが、変化が多くて分類は難しいのが現状である。福島県昭和村が本州唯一の生産地として知られている。

利用

【樹皮】 : 織物、呪具
【茎・葉】 : 薬用、家畜の飼料

見頃カレンダー

おもろさうし 第一三巻八五五 まお

歌の意味
(前略)
上質の糸を
綛りあわせて水縄にし
真芋の糸を
綛りあわして手縄にし
海を直して穏やかにし
立派な真帆を押し揚げて
(船を走らせよう)