<開邦中学3年山城さんによるインターンシップ体験記>R6年10月9日
『よく見てみると新たな発見』
私は首里城解説員の金城さんから、守礼門の説明を受けました。自分自身何回か訪れたことはありましたが、金城さんの解説の中で、「守礼門に描かれている『花』は何でしょう」という質問に対して、私は「守礼門に花なんて描かれていたっけ?」と思いました。実際に見てみると、同じ花がいくつも書かれていました。この花、「牡丹」は首里城を表現するのに相応しい花言葉で「富貴」という意味があり、ほかにも描かれている場所もあるという、説明を受けて、細かいところにまで気持ちを込めているのが首里城の魅力の一つだと思いました。
『見せる復興』
首里城の有料区域にある、復元工事エリアで実際に首里城をどのように作っているのかを見ることができます。例えば、首里城で実際に使われている木材や、実際に宮大工さんが復元作業をしている現場を見ることができます。その中で自分が目をとめたのが使われる柱の制作過程の木材です。(下の画像を見てください)これを見たときに、首里城が掲げる「見せる復興」がどんなものなのかを感じることができました。もしも、首里城が完成して、丸い柱を見たとしても、なんとも思わない人が多いと思いますが、過程を見せることでこの柱には宮大工さんのどんな技術が使われているのかを実感することができると思います。完成だけを見るのではなく、過程を見せることでどんな風に復興しているのかを見ることができ、様々なことを学べることを感じました。
この度は、インターンシップの受け入れをしてくれてありがとうございました。
首里城のガイドツアーではお客様の質問に対して丁寧に応答してるのがとても働き甲斐のある仕事だと思いました。また、首里城のことに関しても、多くのことを学ぶことができ、観光業の魅力を感じることができました。
特に、今回の経験では、あまり感じることの少ないスタッフ目線を感じることができました。この経験を生かして、今後の自分の職業選択に役立てていきたいと思います。