<開邦中学3年大城さんによるインターンシップ体験記>R6年10月8日
開邦中学3年大城が首里城公園を解説案内された感想を書きました。
『世界遺産正殿基壇遺構が復興のヒント』
私が、世誇殿(よほこりでん)で解説員の松田さんの話を聞いているとき、タッチパネルで正殿基壇遺構について教えていただきました。
この基壇遺構は14世紀ごろ創られた首里城正殿の基礎であり、沖縄戦や火災でも焼失せず現在も残っています。そのため、現在復興に向けて建築されている首里城の、平成の復元時(平成4年11月3日)の大きさや位置などのヒントとしてとても重要なものになっています。
松田さんは、「復興後、首里城正殿だけでなくこの基壇遺構についても知ってほしい」とも言っていて、これを聞いて、私はより首里城の正殿遺構について興味が出ました。
『首里城復興と鎌倉芳太郎』
首里城のガイドツアーの後、資料や建築物について解説してもらいました。その中でも鎌倉芳太郎(1898―1983)という人物の話が特に印象に残りました。
鎌倉芳太郎は、平成の首里城再建に大きく貢献した芸術家です。芳太郎が模写していた1768年の正殿の大修理 を記録した「寸法記」や柱や壁の位置を示した平面図などは平成の首里城再建に大きく貢献しました。
鎌倉芳太郎の数々の資料や研究は、現在の首里城復興にも大きな影響を与えており、今、首里城再建しているところが見れたのはとても貴重でした。
この度、インターンシップの機会を設けていただきありがとうございます。
首里城のガイドツアーでは、首里城について多くのことを学べ、より首里城について興味をもち、観光業の仕事の魅力が感じられました。
今回の経験では特に解説員の来園者に向けての接客が勉強になりました。この経験を生かして、今後自分の仕事選択を考えていきたいです。